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SNSマーケティング会社の選び方と費用相場

SNSマーケティング会社の選び方と費用相場

この記事では、SNSマーケティング会社に依頼できる業務の範囲、費用相場の目安、比較するときの判断基準を整理します。見積書のどこを見れば良いか、契約前に確認する項目、内製化との使い分けまで、発注担当者が判断に使える形でまとめます。

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SNSマーケティング会社に依頼できる業務の範囲

「SNSマーケティング会社」と一言で呼ばれますが、対応範囲は会社ごとに大きく違います。まず、どの工程を外部に出すのかを決めないと、見積の比較ができません。一般的な業務は次の6つに分かれます。

業務 主な内容 外注しやすさ
戦略設計 ターゲット定義、アカウント方針、KPI設計 初期のみ依頼しやすい
コンテンツ制作 台本、撮影、編集、デザイン 外注の中心になりやすい
投稿運用 投稿作業、ハッシュタグ、プロフィール改善 外注しやすい
コミュニティ対応 コメント返信、DM一次対応 社内が有利な場合が多い
広告運用 配信設計、クリエイティブ検証、予算調整 専門性が高く外注向き
分析・改善 数値レポート、次月の打ち手提案 依頼先の実力差が出る

特に差が出るのは、分析と改善の提案です。投稿の代行までは多くの会社が対応しますが、数値を見て次の手を変える工程まで含むかどうかで、成果の出方が変わります。

見落としやすい点

「撮影あり」と書かれていても、月1回の撮影で30本分をまとめて撮る前提の場合があります。撮影の回数、拘束時間、出張費の扱いを分けて確認してください。

費用相場の目安と、価格が変わる理由

費用は業務範囲と制作本数で決まります。一般に、月額の目安は次のような幅で語られることが多いと言われています。金額そのものより、含まれる工程を見比べる方が判断を誤りにくくなります。

月額の目安 含まれることが多い範囲 向いているケース
〜15万円 投稿代行中心、素材は自社提供 素材があり、作業だけ外に出したい
15〜40万円 企画、制作、投稿、月次レポート アカウントを一から立ち上げる
40〜80万円 上記+撮影、複数SNS、改善会議 店舗展開や採用など目的が複数
80万円〜 広告運用、指名検索対策、人員複数体制 売上への寄与を明確に求める

加えて、初期費用としてアカウント設計や競合調査の費用が別枠になる場合があります。広告を配信するなら、運用手数料(広告費の20%前後が一般的と言われます)と広告費を分けて見積を出してもらうと比較しやすくなります。

プラットフォームごとの考え方は、Instagram運用代行のサービス内容やTikTok運用代行のサービス内容のページで、依頼範囲の具体例として確認できます。

この章の要点

金額の比較は「月額」ではなく「1本あたりの制作単価」と「改善提案の有無」で行います。安い見積は、素材提供や台本作成が自社側に残っていることが多いためです。

会議室で資料を見ながら打ち合わせをする担当者たち
写真:Mikhail Nilov/Pexels

比較するときの6つの判断基準

提案書は各社とも良く見えるように作られます。だからこそ、同じ質問を全社に投げて、答えの差を見る方法が有効です。

1. 同業種の事例を数字付きで説明できるか

フォロワー数の増加だけでなく、予約数や問い合わせ数の変化まで語れるかを聞きます。守秘義務で言えない部分があるのは自然ですが、何を指標にして改善したかは説明できるはずです。

2. 担当者の体制が明示されているか

営業担当と運用担当が別か、ディレクターが何社を掛け持ちするか。この2点で、月次の提案の密度が変わります。

3. KPIの置き方が目的と合っているか

来店を増やしたいのに、目標がフォロワー数だけになっていないかを確認します。保存率、プロフィール遷移率、予約ページの到達数など、行動に近い指標が置かれているかが分かれ目です。

4. 修正と承認のフローが決まっているか

投稿前の確認は何営業日前か、修正は何回までか。ここが曖昧だと、運用開始後に投稿が止まります。

5. アカウントと素材の権利が自社に残るか

契約終了後、撮影データや編集素材を引き渡してもらえるかを、契約書の条文で確認します。

6. 医療・美容などの表現ルールに対応できるか

クリニックやサロンでは、広告表現の規制が関わります。投稿前に表現をチェックする工程があるか、過去の対応経験があるかを聞いておくと安心です。

  • 直近1年の同業種の運用実績を聞いた
  • 運用担当者と直接話す機会があった
  • KPIと計測方法が書面に入っている
  • 投稿の承認フローと修正回数が決まっている
  • 素材とアカウントの権利の扱いを確認した
  • 解約予告の期間と最低契約期間を確認した

発注までの進め方を5段階で整理する

比較の手戻りを減らすには、問い合わせの前に社内で決めることがあります。順番は次のとおりです。

  1. 目的を1つに絞る
    新規集客、採用、ブランド認知のうち、半年で優先する1つを決めます。複数を同時に追うと、投稿の方向性が定まりません。
  2. KPIと計測方法を決める
    予約数ならクーポンコードやSNS専用の予約枠を用意します。計測できない目標は、成果の評価ができません。
  3. 社内でできる工程を切り出す
    撮影場所の確保、商品情報の提供、監修の確認など、自社が担う部分を明記します。ここが曖昧だと見積が膨らみます。
  4. 同じ条件で3社に依頼する
    目的、KPI、希望本数、予算上限を同じ文面で渡します。条件を揃えないと、金額の差が何の差なのか分かりません。
  5. 3か月後の判断基準を決めて契約する
    「3か月で保存率が◯%」「プロフィール遷移が月◯件」など、継続か見直しかを決める線を先に引きます。

他社がどの工程を任せているかは、支援事例の一覧で業種別に見比べると具体的にイメージしやすくなります。

ホワイトボードの前で計画を整理する社員の様子
写真:Yan Krukau/Pexels

外注と内製化、どちらを選ぶか

外注が向くのは、立ち上げ期と、専門性が高い工程です。内製が向くのは、現場の一次情報が必要な工程です。両方を分けて考えると、費用の無駄が減ります。

観点 外注が向く 内製が向く
立ち上げ 設計と型づくりを任せる 経験者がいる場合のみ
撮影 商品・施設の紹介など 日常の様子、スタッフ紹介
コメント対応 一次対応の代行 専門的な質問への回答
費用の性質 月額の固定費 人件費と学習時間

実際には、最初の半年を外注で型を作り、その後に社内へ移す進め方もあります。当社はこの考え方を内製化支援(SODATSU)として提供し、Instagram運用代行やTikTok運用代行とあわせて、累計750社の支援を行ってきました。事業内容の全体像で、どの工程を任せられるかを確認いただけます。

この章の要点

外注と内製は二択ではありません。「設計は外、日常の投稿は内」のように工程で分けると、費用を抑えながら社内に知見が残ります。

契約前に必ず確認したい4項目

最後に、見積書と契約書で見る場所を挙げます。ここを詰めておくと、運用開始後の認識違いが減ります。

  • 最低契約期間と、解約予告の期間(1〜3か月が一般的です)
  • 制作本数の定義(撮影込みか、素材提供前提か)
  • レポートの提出頻度と、改善会議の実施回数
  • 担当者が変わる場合の引き継ぎ方法

あわせて、最初の3か月は投稿の型を探す期間と捉えておくと、評価のタイミングを誤りません。数値が動く前に方針を変えると、何が効いたのか分からなくなります。

依頼範囲や費用の考え方をもう少し詳しく知りたい方は、SNS運用の資料ダウンロードをご利用ください。自社の状況に合わせた進め方を相談したい場合は、SNS運用に関するお問い合わせから受け付けています。受付時間は平日10:00〜19:00です。

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